COP10の生物多様性シンポジウム

2010年に名古屋で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の実行委員会が主催する「生物多様性シンポジウム~東三河地区における生物多様性と農林業~」が、12月23日に豊橋で開催されました。
シンポジウムは中部大学教授の涌井史郎さんの基調講演と3つの事例発表という流れで、事例発表では当会の原田さんが「流域を一体とした森づくり」について話をしました。

東三河自然環境ネットも、来年3月には同じように生物多様性のシンポジウムを開催します。
今回が素晴らしい内容だっただけに、私たちも、ちょっとプレッシャーです。
涌井さんが「環境革命が始まろうとしている」とおっしゃられていましたが、まだあまり知られていない生物多様性に対する認識も、もっと広まっていくといいなぁと思います。
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# by honokuni1997 | 2008-12-24 12:16

東三河自然探索入門 第2回:奥三河編

平成20年12月7日(日)
東三河自然環境ネットが開催する東三河自然探索入門の第2回目です。
奥三河方面に行って来ました。

◎中央構造線
新城市の巣山八昇峠(はっしょうとうげ)からの景色です。
断層のV字谷が、三河湾まで続いているのがわかりますか?
中央構造線は諏訪から九州まで続く大断層帯。はるか昔の大地の動きが現れています。
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d0105723_1685861.jpg道路の壁面を見ると、左右異なる地質になっている部分がありました。


左側が砂岩、粘土質の部分を挟んで、右側が花崗岩だそうです。

説明下さったのは、鳳来寺自然科学博物館友の会の会長で、ヘビに詳しい小椋さん。
パネルや岩石を用意してお話くださいました。“地震がいつ起こるか”なんていう話まで、心配だけど楽しく聴かせていただきました。

◎鳳来寺自然科学博物館
d0105723_16164186.jpg私はこの博物館が大好きです。
温かい味わいがあり、熱心で地道な研究の蓄積にも愛情を感じます。
今回は、きのこの専門家でもある加藤館長さんに案内いただき、見学しました。
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←松脂岩(しょうしがん)の分布は鳳来寺山の特徴とのこと。

この地域の地質は変化に富んでいて、愛知県内で唯一、「日本の地質百選」に選ばれているそうです。中央構造線があって、設楽火山があり、地質の変化が大きいということは、そこにある鉱物、植物の種類も変化に富んでいるということですね。

d0105723_16184563.jpgd0105723_16191630.jpgNHKの放送でブッポウソウの鳴き声に間違えられ、鳳来寺山を一躍有名にしたコノハズクのコーナーが丁寧に展示されていました。外には、けがをして保護されている可愛いオオコノハズク(左)とコミミズク(右)もいます。2匹とも眠そうでした。

◎四谷の千枚田
d0105723_1620835.jpgすばらしい景観です。
千枚田保存会の小山さんに説明いただきました。
棚田を耕作するには大変な労力がかかり、以前1296枚が耕されていた棚田は現在420枚にまで減少しています。湧水量も減少していて、まわりの人工林が大きくなったことが理由です。
それでも、ここの湧き水で育ち、天日干しする「みねあさひ」(まぼろしの米といわれています)はとてもおいしいそうです。当然ですね。
「ここは文化を大切にして千枚田を残してきた土地。守るには私のようなバカがおらんとダメだと思って頑張っております。」とおっしゃる小山さん。応援しています。
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# by honokuni1997 | 2008-12-10 09:53 | 東三河自然環境ネット

三菱UFJ信託銀行の活動支援

平成20年12月6日(土)
d0105723_13182679.jpg 三菱UFJ信託銀行さんから「養護施設の子ども達を森へ招待したい」というご相談を受け、今回の愛知県民の森での開催となりました。
午前中は森林インストラクター会”愛”さんに協力いただいて自然に親しむゲーム、昼はこの写真の通りバーベキュー大会、午後は丸太切り体験で楽しんでもらいました。
いつもの大人ばかりのイベントとは全く違う風景ですね。

慣れた場所、内容のはずですが、スタッフは昼食を食べる時間もない程のあわただしさだったようです。でも子ども達に喜んでもらえて良かった。お疲れさまでした。
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# by honokuni1997 | 2008-12-09 13:35 | 森づくり支援

第33回穂の国森のセミナー

平成20年12月4日(木)
d0105723_16305847.jpg今回の「穂の国森のセミナー」は、特別版。
ボレロ吾妻家で、地元産の食材を使ったコース料理の食事会です。
伊藤篤哉さんから説明いただきました。
スローフードとは、食事をゆっくり食べようということではなく、地域に根ざした食事を考えようという意味。地産地消、文化的要素が必要とのことでした。
そして、期待の食事が始まっていきました。

2時間程かけて味わったそうです。
残念ながら料理の写真がないので、メニューを眺めて、ボレロさんの工夫を感じ取ることにしましょう。 おいしかったそうですよ!

 ◎壱の皿 オードブル
   オードブル盛り合わせ/ピンチョススタイル5種
    ・三河鶏と豊橋キャベツのピンチョス     ・地タコとスタッフドオリーブのピンチョス
    ・表浜で揚がったキスのスパイシーフリット ・豊橋産合鴨の自家製生ハム
    ・絹姫サーモンのパニーニ
 ◎弐の皿 スープ
   鮟鱇の骨から採ったブイヤベーススープとアン肝のフラン
 ◎参の皿 メイン
   鮮魚のポアレ、豊橋ハーブのソース&三河猪のパイ包み焼き、次郎柿の赤ワインソース
 ◎四の皿 デザート
   りんごの包み揚げ、バニラのババロア添え
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# by honokuni1997 | 2008-12-06 18:57 | 定例会など

穂の国森の自然塾(愛知大学編)

平成20年11月30日(日)
今年も「穂の国森の自然塾」の団体受付で、愛知大学の学生さん達が参加してくれました。
学生さんには事前に先生から宿題が与えられていて、当日のバスの中で1人1人発表していったそうです。題目は「豊川と霞堤」「中央構造線」「旧田口線、森林鉄道」「木地師」など、地域の特徴をとらえた興味深い内容が並んでいます。勉強になりそうです。
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やっと着いた設楽町段戸では除伐体験。
説明をきちんと受けている学生さんの姿は、なんとなく可愛らしく見えます。

大学の授業でこういった機会をつくってもらえるというのは、幸せなことだと思うなぁ。
大変だったかもしれないけれど。
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# by honokuni1997 | 2008-12-05 12:18 | 森づくり支援

三重多度山自然観察会

平成20年11月22日(土)
d0105723_11305023.jpg多度山の麓でバスを降り、まずは宇賀神社へ。
そこからジグザグの道を登って行きました。
家族連れや犬の散歩、マウンテンバイクに乗る人、パラグライダーで飛ぼうとしている人もいました。
いろいろな人に親しまれている山なんですね。
常緑樹に交ざって紅葉や黄葉が見られ、足下ではシダ類が目につきました。
↓ きれいな紅葉。左からホツツジ、キレハノブドウ、かわいいハート型の葉は何でしょう?
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途中、所々で見晴台があり、山頂付近にも広い公園がありましたが、頂上の展望台からの景色は格別です。
雄大な平野が遙か遠くまで見渡せました。
悠々と流れる木曽川・長良川・揖斐川がすぐ目の前にあります。
千本松原のクロマツも見えます。
三河生物同好会の熊谷先生に教えていただいた、この地域のポイントになる植物は、クロマツ・ツブラジイ・タラヨウ・ナナメノキ・カナメモチ。
中西先生によると、ここは私達の住む豊橋とよく似た植生であるけれど、ナナメノキ、ミミズバイといった暖かい所に生える木ある点がちょっと違うそうです。

翌日、多度山(403m)を低い山と甘くみていた私の足は、筋肉痛でした。
運動不足です・・・。
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# by honokuni1997 | 2008-12-02 19:21 | 自然観察会

市の職員研修に協力

平成20年11月20日(木)
豊橋市と田原市合同の職員研修で、森林作業体験の指導などを受け持ちました。
この日は午前中に現地で間伐体験、午後は講話というスケジュール。
講師の原田さんは、流域の森林管理と森林・林業基本法について話をしたそうです。
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# by honokuni1997 | 2008-11-30 19:55 | 森づくり支援

11月の穂の国森の自然塾

平成20年11月15日(土)
北設楽郡東栄町の振草で「穂の国森の自然塾」を開催しました。
東栄町森林組合さんに指導いただきながらの間伐と枝打ちです。

この地域の林業の歴史は古く、鳳来町池場では、江戸時代の元禄期に植林木を伐採したと記録が残っています。その後も工夫が重ねられ、全国的にみても林業の先駆的な地域の1つだったようです。この池場が林業発祥の場所であるなら、振草は発展していった場所だそうで、今回はその歴史ある地域の山の持ち主さんも参加してくださりました。

さらに翌日には、参加者のお1人から入会の申し出があり、活動を気に入っていただけたことは嬉しいことでした。
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# by honokuni1997 | 2008-11-19 14:26 | 森づくりボランティア養成講座

東三河懇話会さんの事務所移転

先週末、お隣の東三河懇話会の皆さんが、別の事務所へと引越していかれました。
懇話会さんには事務所の一部を間借りさせていただいているだけでなく、一緒に事業をすすめるなど、密接なお付き合いがあります。
お互いの事務所の電話番を頼んだり、一緒にお弁当やおやつを食べたり、情報交換したり。事務所で1人でいることが多い私は、すっかり心寂しくなりました。
ところが今週のある朝、出勤すると、隣は理事長(=東三河懇話会の会長)のお部屋に!
突然決まったそうです。ご存在自体がありがたいので、うれしいけれど、ちょっと緊張します。
明日のことは、本当にわからないものです。
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# by honokuni1997 | 2008-11-15 20:53

水循環再生フォーラム 実践編(第2回)

平成20年11月9日(日)
昨年の講座で、豊橋技術科学大学の井上隆信先生が話されたことは、
「豊川本流の水質は良いが、半島部の中小河川では農業活動によるとみられる汚濁が目立つ。豊川用水は利水後の水を再び豊川に戻すことなく、中小河川を通じて未処理のまま三河湾に流入してしまっている事に問題。豊川だけをチェックすればよいのではなく、トータルに視る必要がある。」というものでした。今回は、この内容を受けての実践編です。

d0105723_16324766.jpg中小河川の間川、朝倉川、柳生川を水質調査しました。
流量、pH、電気導電率は計測器で、硝酸イオンとリン酸イオンはパックテストで調べます。
機械はすごいですね。使い方がわかれば、簡単に数値がでました。
冷たい雨の中でしたが、参加の皆さんからの質問と井上先生の説明は途切れることなく続き、熱心なやりとりに、そこだけ気温が上がっていったかのようでした。
d0105723_1633591.jpg最後に先生は、「調査方法はいろいろある。それぞれの人が身近な川に来て、感じてもらうことが、貴重なデータになるのではないか。」とおっしゃられていました。
たしかに実際に川の前に立ってみると、流れのスピード、透明度、石についた藻、手を入れた時の水の感触など、それぞれの川の違いがわかりました。
五感で感じることも大切なデータなんですね。
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# by honokuni1997 | 2008-11-14 16:34 | 水循環再生フォーラム