1 7月31日(火) 豊橋の沖合を通過した、台風12号。各地に多くの被害をもたらしましたが、久々に「怖さ」を感じた台風でもあります。風雨、特に強い風の音に「恐怖を感じました」。 そんな台風も、ここ「きららの森」では雨もさほど降らず、風もあまり吹かなかったそうです。が・・・、 今日案内する学校は、御津北部小学校(児童32名)、「学校90個分」です。 校長先生を始めとして先生方は、「やる気十分」。おのずと、こちらの力も入ります。 森に入ると、大きなあの葉っぱ(ホオ葉)が至る所に落ちています。と同時に、様々な枝葉も散乱してもます。一部、森の中を強風が通り抜けたようです。しばらく歩くと、前方に大きな木が折り重なるように倒れています。このような緊急の状況を想定し、いつも持参している「ノコギリ」を使い何とか歩けるようにしました。 ![]() そんなアクシデントも、何のその。子供たちは最後まで、元気よく歩きました。 今日も良い先生方、そして良い子供たちと出会いました。 皆さん、良い思い出をたくさん作って帰ってくださいね。 (第621話 完) by 渓 ▲
by honokuni1997
| 2018-07-31 19:11
| 野外・訪問授業
7月26日(木) 今進めている作業の目的は、大木の下で「まったり」とした時間を過ごすことが出来る空間を作ることと、森を散策する際安心して歩けるフィールドを作ることです。2本の散策道がこの場所を挟むように伸びています。しかし、林床に繁茂する馬酔木(アセビ)等の低木により見通しは遮られ、人が入ることをも拒んでいるような状態です。密室のような状況を取り払い、両方の道が見通せるようにします。 涼しい中とは言え作業を始めれば、「滝のような汗」。しかし、今晩はメンバーとの楽しい「暑気払い」。その場面(ゴクリ、のどが鳴ります)を頭に浮かべながら、作業を進めました。 皆さん、暑い中お疲れさまでした。次回も、宜しくお願いします。 (第620話 完) by 渓
▲
by honokuni1997
| 2018-07-27 10:05
| 森づくり支援
7月18日(水) 生育調査も大詰めを迎えました。残り、3パッチ。さて、今日はどこまで捗ることができるか? 実は、前回の調査では諸事情があり、2パッチの胸高直径のみ計測しました。そのため、今日の計測ではその分だけ時間短縮につながります。 ![]() 午前中になんと2パッチの計測が終了しました。何という効率の良さ、「びっくりです」。 この調査には、管理目標を定めています。 その一部をご紹介します。 長期目標 ・自然林の極相を人工的に実現し、100~200年の短期間で安定した森林を造る。 ・「きららの森」原生林をモデルにすることにより、原生林的植生を持った森林の面積拡大を実現する。 ・原生林のバッファーゾーン的役割を果たせる森林にする。 短期目標 ・極相林の樹種構成を持った広葉樹林を造成する。 ・豊川(とよがわ)の水源地としての位置を明確に打ち出し、広く流域市民に知ってもらう。 モデルパッチで調査している樹種数は、60種類くらいです。 平均樹高は5mを超え、いずれのパッチも林冠はほぼ閉鎖された状態になっており、下層の草本類の減少が見られます。 また、樹木間の競争が激しくなり、枯死する個体。シカ等による食害もフィールド全体で見受けられます。 各モデルパッチの中で、一番背の高い樹。 北-A-7 カスミザクラ 9.7m 北-C-10 エゴノキ 8.4m 東-B-21 キハダ 11.5m ★ 東-A-10 エゴノキ 6.5m カナクギノキ 6.5m 東-D-4 エゴノキ 7.2m 東-E-3 コナラ 9.6m 南-B-11 ヤマザクラ 10.6m 西-D-2 アカシデ 10.5m この結果、今年のチャンピオンは東-B-21、「キハダ」君に決定しました。 樹高が11mを越えるものが、現れだしました。「みんなの森の仲間たち」の成長に、「頼もしさ」を感じます。今回の調査も、貴重な資料の1ページになる事と思います。 メンバーの皆さん、大変お疲れ様でした。また、有難うございました。生育調査は終了しましたが、ほかの作業はまだまだ続きます。 引き続き、宜しくお願いします。 (第619話 完) by 渓 ▲
by honokuni1997
| 2018-07-19 09:59
| 穂の国みんなの森(段戸)
7月15日(日) 全国的に大雨の後は一転、猛暑に苦しめられています。 早朝、新城市を通過する頃には、早くも気温は30度を上回っています。「みんなの森」到着時は、温度計を見るだけでも「気持ちよ~く」感じる「20度」。湿度も低く、時折気持ちよく吹く風のもと、生育調査の続きを行います。 ![]() ![]() 調査の手を休め、頭上を見渡すと・・・ まさに、生物多様性の世界が繰り広げられている、「みんなの森」。木々を見渡すと、先ほどまでいたであろう「あいつ(シカ)」の痕跡が至る所に。樹皮には、無残にも食い散らかされた跡が広がります。足元には時折、あまり行き会いたくもない「ヤツ(細く長い奴)」も出没します。そんな中、「たまには会いたい」連中を目にします。 手を出すこともなく、彼らの成長を見守りたいと思います。 皆さんもたまには下界の喧噪や酷暑を忘れ、別天地ともいえる「みんなの森」で一日まったりと過ごしてみませんか? 「森」は、いつでも皆さんのお越しを待っています。宜しくお願いします。 (第618話 完) by 渓
▲
by honokuni1997
| 2018-07-16 08:55
| 穂の国みんなの森(段戸)
7月12日(木) 梅雨明け後、初の活動日です。「サーラの森」到着時の気温は21度、絶好の作業日和です。今日も安全第一に、「頑張ります」。 今日も、やる事いっぱい。先ずは、枯損木を伐倒します。何者かの被害にあい枯れてしまった、「コナラ」。 ![]() 「サーラの森」休憩所の上方、尾根付近には大きく育った仲間たちの姿を多く見ることが出来ます。しかし、フィールドが広いためにほとんど手付かず状態になっています。そこで、今期の目標として、ここを「見違えるようにする」と決めました。 作業終了後、トラックに荷物を積み終えるあたりから、雨が降り出しました。その後、山を下りる途中からは「バケツをひっくり返したような」土砂降りになりました。「すべり込みセーフ」状態の、ラッキーな日でした。 (第617話 完) by 渓
▲
by honokuni1997
| 2018-07-13 08:45
| 森づくり支援
6月11日(水) 東三河山間部に降り続いた豪雨により各地で土砂崩落が発生し、通行止めが各所で起こっています。 豊橋方面から「みんなの森」に行くのには、通常設楽町の三都橋から県道365号線経由で行きます。そこまでは国道420号線を走るわけですが、土砂崩落が発生してしまいました。一瞬、ドキリとしましたが崩落個所は、三都橋入り口にある喜久屋から鳴沢の滝方面の市代橋付近でした。 ![]() 今回の通行止め、少し不謹慎かとも思いますが、私たちにとっては「不幸中の幸い」でした。しかし、通行止めにより不便をきたしている人のことを思うと、少しでも早い復旧を願いたいと思いいます。 (第616話 完) by 渓 ▲
by honokuni1997
| 2018-07-12 07:24
| 穂の国みんなの森(段戸)
7月5日(木) 昨日、降り続く雨を心配した先生から「雨天時の対応について、教えてください」と、電話がありました。(雨天バージョンについて、お伝えしました) 「きららの里」到着時、激しく打ち付ける雨の中、校長先生が待っていました。雨のやむ気配はありませんが校長先生は、「少しでも良いので、歩いてくれませんか?」。「このままでは3日間の野外活動すべてが雨になってしまい、外に出ることなく終わってしまいそう」との事です。(勿論、歩かせて頂きます) 今日案内する学校は、八南小学校(児童123名)、「学校74個分」です。 顔を合わせる子供たちから、「渓さ~ん」の声が聞こえます。そう、この学校は先日訪問授業を行った、「八南小学校」です。子供たちからの呼び声に、「おじさん、感激です」。 校長先生との打ち合わせで、最初にパワーポイントを使った授業を行い、その後歩くことにしました。 授業を行いつつ外の気配を伺いますが、雨のやむ気配はありません。授業終了後、雨合羽を着て森林教室を行います。 昨夜は降り続く雨の中、屋根付き広場でキャンプファイヤーを行ったそうです。校長先生や先生方の、この日を楽しみにしていた子供たちへの思いやりの賜物だと思います。また、それに答えるように元気よく活動を楽しんだ子供たちに拍手を送りたいと思います。素晴らしい先生方に常日頃見守られている、子供たち。本当に、幸せだと思います。 皆さん、お疲れ様です。雨の中ですが、さらにいい思い出をたくさん作って帰ってくださいね。 (第615話 完) by 渓
▲
by honokuni1997
| 2018-07-06 09:00
| 野外・訪問授業
6月30日(土) 新城市内を通過時に強く降り出した雨も、到着を見計らうように上がりました。最適な気温のもと、気持ちよく作業が出来そうです。 ここ、設楽町の大野山にある「豊橋市民の森」は、おなじみ「サーラの森」の一部を借用し、豊橋市総代会(現・自治会)が平成14年に創立50周年を記念して植樹を行いました。以来、JAとよはしの職員の皆さんがボランティアで下草刈りを行っています。 刈払い機を真剣に取り扱う諸先輩を横に、使えない新人諸君は「手鎌」を使っての「ツボ刈り」。 ![]() 「今の、若いものは・・・」、私も遠い昔言われ続けた、「一番嫌いだった言葉です」。でも、「言っちゃいそうです」。 ま、時代が時代ですから仕方ないことかもしれませんが、今どきの「若い衆」の中には「カマ」を初めて使う人がいるのに「びっくり」です。 白井組合長恒例の、「尾根にたどり着くまでは、昼飯を食べるな」。毎回、この言葉の威力は絶大で、忠実に守った結果、昼食は1時過ぎになりました。 作業終了後、白井組合長から「新人諸君に豊川(とよがわ)の恵みにより成り立っている農業の、その原点である源流を見せてやって」。勿論、喜んで案内させて頂きました。 おまけ 毎年、彼らには「学習能力」がないのか、と思わせる光景が今年も。 数日日照りが続けば、水たまりはなくなってしまいます。その先の運命は・・・ JAパワーには、毎年脱帽です。作業意欲や熱意にいつも、ただただ感心。 この感動、来年も宜しくお願いします。本日は、有難うございました。 (第614話 完) by 渓 ▲
by honokuni1997
| 2018-07-01 09:39
| 森づくり支援
1 |
カテゴリ
全体 穂の国みんなの森(段戸) 穂の国石巻の森(豊橋) プリティフォレストクラブ 自然観察会 森づくりボランティア養成講座 森づくり支援 野外・訪問授業 定例会など ご案内 東三河自然環境ネット 水循環再生フォーラム もりみの 未分類 検索
最新の記事
以前の記事
2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 more... 記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||