2018年 07月 19日 ( 1 )

みんなの森活動日記

7月18日(水)
生育調査も大詰めを迎えました。残り、3パッチ。さて、今日はどこまで捗ることができるか?

実は、前回の調査では諸事情があり、2パッチの胸高直径のみ計測しました。そのため、今日の計測ではその分だけ時間短縮につながります。
d0105723_10032655.jpg
午前中になんと2パッチの計測が終了しました。何という効率の良さ、「びっくりです」。

午後からは毎年恒例の最終調査パッチ、「西-D-2」を行います。作業小屋に隣接した急峻な場所にあり、毎年苦労する場所です。
d0105723_10040184.jpg
d0105723_10041648.jpg

何と、3パッチすべての計測が終了しました。その調査結果の、速報をお伝えします。
d0105723_10045202.jpg

この調査には、管理目標を定めています。
その一部をご紹介します。
長期目標
・自然林の極相を人工的に実現し、100~200年の短期間で安定した森林を造る。
・「きららの森」原生林をモデルにすることにより、原生林的植生を持った森林の面積拡大を実現する。
・原生林のバッファーゾーン的役割を果たせる森林にする。
短期目標
・極相林の樹種構成を持った広葉樹林を造成する。
・豊川(とよがわ)の水源地としての位置を明確に打ち出し、広く流域市民に知ってもらう。

モデルパッチで調査している樹種数は、60種類くらいです。
平均樹高は5mを超え、いずれのパッチも林冠はほぼ閉鎖された状態になっており、下層の草本類の減少が見られます。
また、樹木間の競争が激しくなり、枯死する個体。シカ等による食害もフィールド全体で見受けられます。

各モデルパッチの中で、一番背の高い樹。
北-A-7 カスミザクラ 9.7m
北-C-10 エゴノキ 8.4m
東-B-21 キハダ 11.5m ★
東-A-10  エゴノキ 6.5m
      カナクギノキ 6.5m
東-D-4  エゴノキ 7.2m
東-E-3  コナラ 9.6m
南-B-11 ヤマザクラ 10.6m 
西-D-2  アカシデ 10.5m
この結果、今年のチャンピオンは東-B-21、「キハダ」君に決定しました。

樹高が11mを越えるものが、現れだしました。「みんなの森の仲間たち」の成長に、「頼もしさ」を感じます。今回の調査も、貴重な資料の1ページになる事と思います。

メンバーの皆さん、大変お疲れ様でした。また、有難うございました。生育調査は終了しましたが、ほかの作業はまだまだ続きます。
引き続き、宜しくお願いします。
(第619話 完)

by 渓




[PR]
by honokuni1997 | 2018-07-19 09:59 | 穂の国みんなの森(段戸)