東三河自然探索入門 第2回:奥三河編

平成20年12月7日(日)
東三河自然環境ネットが開催する東三河自然探索入門の第2回目です。
奥三河方面に行って来ました。

◎中央構造線
新城市の巣山八昇峠(はっしょうとうげ)からの景色です。
断層のV字谷が、三河湾まで続いているのがわかりますか?
中央構造線は諏訪から九州まで続く大断層帯。はるか昔の大地の動きが現れています。
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d0105723_1685861.jpg道路の壁面を見ると、左右異なる地質になっている部分がありました。


左側が砂岩、粘土質の部分を挟んで、右側が花崗岩だそうです。

説明下さったのは、鳳来寺自然科学博物館友の会の会長で、ヘビに詳しい小椋さん。
パネルや岩石を用意してお話くださいました。“地震がいつ起こるか”なんていう話まで、心配だけど楽しく聴かせていただきました。

◎鳳来寺自然科学博物館
d0105723_16164186.jpg私はこの博物館が大好きです。
温かい味わいがあり、熱心で地道な研究の蓄積にも愛情を感じます。
今回は、きのこの専門家でもある加藤館長さんに案内いただき、見学しました。
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←松脂岩(しょうしがん)の分布は鳳来寺山の特徴とのこと。

この地域の地質は変化に富んでいて、愛知県内で唯一、「日本の地質百選」に選ばれているそうです。中央構造線があって、設楽火山があり、地質の変化が大きいということは、そこにある鉱物、植物の種類も変化に富んでいるということですね。

d0105723_16184563.jpgd0105723_16191630.jpgNHKの放送でブッポウソウの鳴き声に間違えられ、鳳来寺山を一躍有名にしたコノハズクのコーナーが丁寧に展示されていました。外には、けがをして保護されている可愛いオオコノハズク(左)とコミミズク(右)もいます。2匹とも眠そうでした。

◎四谷の千枚田
d0105723_1620835.jpgすばらしい景観です。
千枚田保存会の小山さんに説明いただきました。
棚田を耕作するには大変な労力がかかり、以前1296枚が耕されていた棚田は現在420枚にまで減少しています。湧水量も減少していて、まわりの人工林が大きくなったことが理由です。
それでも、ここの湧き水で育ち、天日干しする「みねあさひ」(まぼろしの米といわれています)はとてもおいしいそうです。当然ですね。
「ここは文化を大切にして千枚田を残してきた土地。守るには私のようなバカがおらんとダメだと思って頑張っております。」とおっしゃる小山さん。応援しています。
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by honokuni1997 | 2008-12-10 09:53 | 東三河自然環境ネット
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