みんなの森活動日記

8月5日(土)
前回、終盤に雨が降り出し調査を中断しました。今日も朝方に雨が降り、少し心配しましたが調査はできそうです。
恒例の最終調査パッチ、「西-D-2」。まさに、作業小屋と隣接した場所にあります。
d0105723_17080932.jpg
d0105723_17082164.jpg
しかし、急峻なため調査には苦労します。

そんな調査も、やっと終了しました。調査結果の、速報です。
d0105723_17075686.jpg

この調査には、管理目標を定めています。
その一部をご紹介します。
長期目標
・自然林の極相を人工的に実現し、100~200年の短期間で安定した森林を造る。
・「きららの森」原生林をモデルにすることにより、原生林的植生を持った森林の面積拡大を実現する。
・原生林のバッファーゾーン的役割を果たせる森林にする。
短期目標
・極相林の樹種構成を持った広葉樹林を造成する。
・豊川(とよがわ)の水源地としての位置を明確に打ち出し、広く流域市民に知ってもらう。

モデルパッチで調査している樹種数は、60種類くらいです。
平均樹高は5mを超え、いずれのパッチも林冠はほぼ閉鎖された状態になっており、下層の草本類の減少が見られます。
また、樹木間の競争が激しくなり、枯死する個体。シカ等による食害もフィールド全体で見受けられます。

各モデルパッチの中で、一番背の高い樹。
北-A-7 ヤマザクラ 7.9m
北-C-10 エゴノキ 8.0m
東-B-21 イヌシデ 9.8m
東-A-10  エゴノキ 6.7m
東-D-4  エゴノキ 6.8m
東-E-3  アカシデ 10.0m
南-B-11 エゴノキ 10.3m ★
西-D-2  ヤマザクラ 9.2m
この結果、今年の総合チャンピオンは南-B-11、「エゴノキ」君に決定しました。

樹高が10mを越えるものが、現れだしました。「みんなの森の仲間たち」の成長に、「頼もしさ」を感じます。今回の調査も、貴重な資料の1ページになる事と思います。皆さん、本当にお疲れ様でした。

森を見渡すと、あちこちで白く華やいでいます。
d0105723_17073692.jpg
よく見ると、「リョウブの花」です。
d0105723_17074562.jpg
名の由来は諸説ありますが、その一つに花序の形から「竜尾(リュウビ→リョウブ)」が転訛したという説もあります。

本年度の生育調査が、終了しました。これで「首が痛~い」からやっと解放されます
皆さん、お疲れさまでした。暑い日が続きますが、作業は今後も続きます。
引き続き、宜しくお願いします。
(第528話 完)

by 渓

[PR]
by honokuni1997 | 2017-08-06 17:10 | 穂の国みんなの森(段戸)
<< 企業の森活動日記 ガステック... 自然観察案内(森林教室) 豊川... >>