みんなの森活動日記

8月31日(水)
今朝の、段戸湖。
d0105723_08124497.jpg
気温17度、肌寒いくらいです。
そんな中、メンバーが来る前にひと汗流します。

森林教室で子どもたちを案内していると、所々に草やスズタケがはびこり歩行を妨げる場所があります。
ここは、最終地点付近。道幅も狭くなっています。
d0105723_08131229.jpg
この散策道の尾根付近まで、作業を行います。

作業後、すっきりとしました。
d0105723_08143258.jpg

前回の作業で、本年度の生育調査が終了しました。
次なる、活動は・・・
「みんなの森」は10m×10mを一つのパッチとし、263ヵ所のパッチがあります。モデルパッチ8ヵ所の調査が終わりましたので、それ以外の255パッチ全てを調査します。
その調査とは、各パッチ内の「太い子」(胸高直径)を探す作業です。
前回は、平成25年に行いました。3年ぶりの調査です。
これまた、地味で根気のいる作業。あわてず、慎重に行います。
d0105723_08145794.jpg
d0105723_08151006.jpg

前回終了した、生育調査。生長ナンバーワンが、決定しました。

この調査には、管理目標を定めています。
その一部をご紹介します。
長期目標
・自然林の極相を人工的に実現し、100~200年の短期間で安定した森林を造る。
・「きららの森」原生林をモデルにすることにより、原生林的植生を持った森林の面積拡大を実現する。
・原生林のバッファーゾーン的役割を果たせる森林にする。
短期目標
・極相林の樹種構成を持った広葉樹林を造成する。
・豊川(とよがわ)の水源地としての位置を明確に打ち出し、広く流域市民に知ってもらう。

モデルパッチで調査している樹種数は、60種類くらいです。
平均樹高は5mを超え、いずれのパッチも林冠はほぼ閉鎖された状態になっており、下層の草本類の減少が見られます。
また、樹木間の競争が激しくなり、枯死する個体。シカ等による食害もフィールド全体で見受けられます。

各モデルパッチの中で、一番背の高い樹。
北-A-7 カスミザクラ 7.8m
北-C-10 エゴノキ 7.8m
東-B-21 イヌシデ 9.7m
東-A-10  エゴノキ 6.5m
東-D-4  エゴノキ 7.2m
東-E-3  アカシデ 8.5m
南-B-11 エゴノキ 9.0m
西-D-2  アカシデ 9.1m
この結果、今年の総合チャンピオンは東-B-21、「イヌシデ」君。
樹高9.7m、胸高直径12.8cmに決まりました。

今回の調査も、貴重な資料の1ページになる事と思います。
皆さん、本当にお疲れ様でした。
(第426話 完)

by 渓
[PR]
by honokuni1997 | 2016-09-01 08:05 | 穂の国みんなの森(段戸)
<< 自然観察教室(森林教室) 豊川... 自然観察案内(森林教室) 豊川... >>